04.11.05:22
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07.27.23:49
ベルガモット・オレンジティー。
それを見つけたお前は、嬉しそうに手に取る。最初に選んだペットボトルを棚に戻すと、俺の元に駆け寄ってくる。 俺は、いつものありふれたスーパーで品揃えの悪い自販機のボタンを叩く。ベルガモット・オレンジティー。甘く、仄かに柑橘類の匂いがする。以前は灰皿代わりの小さなペットボトルが欲しくて買ってた。安っぽい味だと感じていたのに、こうも感覚が変わる。もしかしたら、感情と味覚はごく近いところに存在してるのかもしれない。 感情を表現することは大事なんだ。どう表現するかが。家族や同性の友人に対してのハグやスキンシップなら誤解されない程度にするべき。特別な人とするのなら、人目も気にせず、恥ずかしがらずにするべき。欧米人がよくする、あのやり方だ。実にくだらないけど、そんなくだらないことが結構重要だったりする。 ねえ、知ってる? 「かごめかごめ」は徳川埋蔵金のありかを示した場所かもしれないっていう説があるんだぜ? それに、「通りゃんせ」にも数多くの逸話があるんだぜ? 「さっちゃん」にも都市伝説的要素があるけど、Mー1のスピードワゴンのネタは著作権に引っかかっただけ。去年の笑い飯のネタは結構面白かったけど、結局優勝は出来なかった。「スワロウテイル」でリョウリャンキの逆鱗に触れた、日本のヤクザたちは誰一人として命を投げ出す勇気がなかったし、ジョン・ヒンクリーはジョディ・フォスターの声でレーガン大統領を暗殺しようとした。観覧車の頂点は意外と高いし、コートニー・ラヴはニルヴァーナが最後に発表した曲を悲しくカヴァーした。スズメバチはたった数匹で蜜蜂を全滅することが出来るけど、蜜蜂にもスズメバチを巣に閉じ込めて、熱で殺すという自己犠牲のとっておきの技がある。ツチボタルの幼虫はとても神秘的だけど、成虫になると、口すら存在せず、養分を吸うことができず、死ぬのを待つだけで、チリの英雄、パブロ・ネルーダの詩は少し失礼だけどとても魅力的なんだ。 くだらないと思えるけど、知りたくなったでしょ? PR
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07.25.23:59
我々は枠組みが好きだ。何かと物事を括りに入れたい。ジャンル分けをしたい。音楽でもジャンルはあるし、映画にもある。服のスタイルにもあるし、車や飲食店、漫画に楽器の弾き方、レジャー、ゲーム、ピッチャーの投げ方、料理、ドラマにも何系とか、無数に存在する。つまり、括りがあった方が伝えるのに便利なのである。表現するのに、レンタルショップで目当てのものを探す時、友達や恋人に作品を勧めるとき都合がいい。
ジャンルもそうだけど、「三大」という表現もよく使われる。世界三大。世界には無数のものがあるけど、その中で、この三つは群を抜いてすごいぜ、という表現である。例えば、世界三大スープと言えば、ボルヒチ、ふかひれスープ、トムヤンクンだし、世界三大河川は、ナイル川、ミシシッピ川、アマゾン川である。ネットで世界三大と検索してみれば、その多さに驚く。 広島の祭りにも括りがある。広島三大祭りだ。とうかさん、えびすこう、すみよしさんである。すみよしさんは、とうかさんやえびすこうと比べると少し異なる。繁華街で行う二つの祭りに対して、すみよしさんは郊外だ。それに規模がかなり小さい。それゆえ、それほど人も集まらないし、露店の数も少ない。おそらく、無理やりに三大という括りに入れたかった感があると思うのは俺だけじゃないだろう。 住吉神社という今住んでいる家のごく近くで行われる。今日、何十年かぶりに行ってきた。ごく小規模だが、花火も上がる。 やはり、祭りは気分の問題だ。こんな気分で祭りにいくのは、どれぐらいぶりだろう。また来年も来たいと思う。ごく小さなお祭りだけど。見たいと思う。浴衣姿の可愛い笑顔を。 |
