先月に、長年住んでいた香川県に久しぶりに行き、うどんを食べて、懐かしみ、讃岐うどんの美味しさを再認識した。広島でうどん、と言えば、「ちから」か「むさし」である。「山賊」という人もいるが、「山賊」には一回しか行ったことないし、そのときはうどんを食べなかったので分らないが、おそらく俺が求めているうどんじゃないと思う。でも、広島のうどんはそれでいいと思う。別に不味いわけじゃない。たまにあっさりしたものが食べたいときは、近くの「ちから」に行くこともある。でも、讃岐うどんに慣れている人は不味いと表現することもあるだろうな。讃岐うどんを基準とした場合において、麺にコシがないということはあるが、不味いという表現は不適切である。ただ、ふにゃっとした感じである。
そもそも、広島で讃岐うどんを求めるのが間違いである。だが、俺のように十年以上も香川に住んでたりした人や真くんのように、転勤で広島にやってきた人は、急に讃岐のうどんが食べたくなったりするもんである。
もう、何年も前から存在は知っていたのだが、先日初めて行った店がある。広島の中区にある場所だが、存在を知ったのは、香川県綾上町にある、香川の人なら知らない人はいない老舗うどん店「山越うどん」の店内に張ってあったポスターである。まだ、俺が美容師でアシスタントをしてた頃だから、ずいぶんと前になる。内容は、山越で修業してた従業員が広島で独立しますよ、広島に立ち寄った際には是非、みたいな内容だった。
「これって、うちの実家の近くじゃん」
と思って、実家に帰ったときに寄ってみようかなと思っていたが、そんなことはおろか、広島に帰ってきてからも行ったことがなかった。
が、先日行ってみた。

しょうゆうどんである。やばい、本物である。この静かな住宅街の商店街の商店街と呼ぶには無理がある場所に人が並んでいる。香川の光景だッ!
先月食べた「あたりや」に負けてないッ! 小さな店の椅子はすべて埋まり、客が途切れない。
本物はすぐに分る。讃岐に来た気がした。その店名は「とく一」だ。
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