昨夜に何故か一気読みしてしまった。二回目である。結構な長編であるが、一回目は先の展開が気になりすぎて、昨夜はやはり面白すぎて、かないのハイスピードで読んでしまう。ご存知、貴志祐介作品の「クリムゾンの迷宮」である。
気がつけば異様な光景、前後の記憶が無い。視界が日本ではないことを示している。傍らには携帯用ゲーム機。スイッチを入れると、「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」 いわゆるSAWを代表するようなシチュエーション・ホラーである。だが、SAWとは雰囲気が違う。地球ではないような、火星を連想される場所に連れ込まれたわけである。本作では、懐かしのゲームブックが登場し、要所要所でポイントになっている。
ゲームブックは、ネットが普及し、家庭用ゲーム機器が発展した今では廃れた存在だろう。俺も小学生の頃にやった記憶があるが、中学のときにはやった記憶が無い。小説のようなもので、読んで進んでいくわけだが、途中で分岐点がある。ドワーフの交渉に乗るなら※ページへ。乗らないのなら※ページへ。その分岐点こそが重要な要素である。サウンドノベルの原点とでもいうべき存在なのだろうか。
「クリムゾンの迷宮」を読み終えた時、無性にゲームブックがしたくなった。
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