人の気持ちを推測するということは、非常に大事なことである。今の職業上、話し言葉のない(言えない)知的障害者にとって、何がしたいのか? 何を考えているのか? を推測することは、支援していく上で重要な要素であるし、人の気持ちを考えられ、それによる行動は人格を形成する上での核となる要素である。
恋愛や他人とのつきあいにおいても、人の気持ちを推測することは非常に重要であると思うし、いわゆるKYと呼ばれる人たちは、この能力に欠けていると思う場面が多々あるし、モテる、人づきあいの上手いヤツというのは、この能力に長けているのだと思う。スポーツや勝負ごとにおいても、相手の心理を読み取り、次の一手を予想できる人が勝者となるのだと思う。勿論、実力によるところが大きいのではあるが、実力が僅差の場合、非常に有利な状況に立つことができる。ビジネスにおいては、交渉やプレゼンの際に、次なる一手を用意することで、いい結果が生まれたりする。
現代社会においても、相手の気持ちを察することは非常に大事であるが、とんでもなくピンチのときには生死を分けることとなる。ジョジョには、ごく少ない情報から仲間の危機を感じ取り、その置かされた危険な状況をイメージし、的確な行動により、仲間のピンチを救う人物が存在する。
第六部、ストーン・オーシャンでおなじみのウェザー・リポートである。
ジョジョの奇妙な冒険 74巻 ストーン・オーシャン
「ガー……応答しろ ガーガガ…… 何が……あった? この無線…ガガガ……おまえ……なのか? お前が呼んだのか? 『フー・ファイターズ』 懲罰房棟で何が起こっている? …………応答 ガガ……しろ」
プッチ神父に襲われ瀕死の重傷を負うFFが、無線にてウェザーに助けを求めるも、あまりにピンチすぎて無線の応答に答えられないFFに対して。
ウェザー・リポート
「わかった……『F・F』 そういう事か……返事も出来ない事態というわけだな? 今…医療監を出た」
返答できないFFに対し、すべてを察して無線にて。
この時、実はFFには水分が必要であった。それも相当緊急である。FF
は、元はプランクトンであるが故、常に水分を取らなければ生きられないのである。プッチ神父との戦闘でいつも以上に水分が必要だったのである。すべてを察したウェザーは、無言で自身のスタンド能力を使い、FFがいる周辺に豪雨を降らすのである。(ウェザーの能力は天候を操る能力である)
ジョジョの奇妙な冒険 69巻 ストーン・オーシャン
「ウェザー・リポートは天候を操る能力……どこかにホワイトスネイクがいるというのならこれしかない……オレにできる唯一のことは……徐倫…君を救うことはできないが……DISKを守ることはできるだろう…そして君にまだ強い意志が残っているのなら切り抜けられるかもしれない」
瀕死の徐倫に対して。
ウェザー・リポート
そしてウェザーは瀕死の徐倫の周辺に、自身のスタンド能力を使いヤドクカエルを一斉に降らす。体液が猛毒である危険なカエルをである。徐倫が、自分の命よりもDISKを守りたいということ、徐倫ならヤドクカエルの雨に耐え抜けるであろう、というのを確信した上で、徐倫とDISKをホワイトスネイクから守るためにとんでもない行動に出る。
相手の心理を読むことは命を救う。
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